家を売る前に|④建物の状態を把握する
なぜ建物の状態を事前に把握しておくべきなのか
建物の状態を把握しておくことには、大きく2つの意味があります。
査定の精度を高める
不動産会社に査定を依頼するとき、建物の状態について正確に伝えられると、より実態に即した査定額が出やすくなります。リフォーム履歴や修繕の実績があれば、それがプラスの評価につながることもあります。
売却後のトラブルを防ぐ
家を売った後に買主が不具合を発見した場合、売主は「契約不適合責任」(かつての瑕疵担保責任)を問われる可能性があります。これは、引き渡した物件が契約内容と異なっていた場合に、売主が修繕費用の負担や契約解除に応じなければならないという責任です。
事前に建物の状態を把握し、わかっている不具合を正直に買主へ伝えておくことで、このリスクを大きく減らすことができます。
事前にチェックしておきたいポイント
専門的な調査は不動産会社や専門業者に任せるとしても、売主ご自身で確認できることは少なくありません。
建物の基本情報
築年数は、買主がまず気にする基本情報のひとつです。
ただし、建物の価値は築年数だけで決まるものではありません。
築年数とあわせて、日頃のメンテナンス状況も見ておくことが大切です。
- 築年数(建築確認済証や登記事項証明書で確認)
- 木造・鉄骨・RCなどの構造
- 延床面積・間取り
雨漏りやシロアリ被害の確認
雨漏りやシロアリ被害は、建物の価値や買主の安心感に大きく影響します。
現在問題がない場合でも、過去に発生したことがあるなら、その修繕内容を整理しておくとよいでしょう。
- 雨漏りの跡(天井や壁のシミ、カビ)
- シロアリ被害の兆候(床のたわみ、木部の空洞音)
外壁や基礎の状態の確認
外壁のひび割れや基礎の異常は、見た目以上に重要なチェックポイントです。
普段あまり意識していなくても、売却を考え始めたら一度確認しておくと安心です。
- 外壁のひび割れ、基礎のクラック
- 水回りの劣化(水漏れ、排水の詰まり)
- 建具の不具合(ドアや窓の開閉がスムーズか)
リフォーム・修繕の履歴
これまでに行ったリフォームや修繕の履歴は、家の状態を伝えるうえで大切な情報です。
設備交換や修繕工事の記録、工事時期がわかる資料があれば、まとめておくことをおすすめします。
- 屋根や外壁の塗り替え時期
- 給湯器やエアコンなど設備の交換時期
- 増改築の有無とその時期
「古い家=価値がない」とは限らない
「うちはもう古いから、どうせ値段はつかないでしょう」
——そうおっしゃる方は少なくありません。
けれど、築年数だけで建物の価値は測れません。
- 構造がしっかりしている家は、築年数が経っていても高い評価がつくことがある
- 定期的にメンテナンスされてきた家は、実際の耐久性が築年数の印象を上回る
- 反対に、築浅であっても地盤や基礎に問題があれば、マイナスの評価になることもある
大切なのは、「築何年か」ではなく「今、建物がどういう状態にあるか」です。
私たちが大切にしていること
当社はもともと、注文住宅の設計・施工を手がけてきた会社です。
基礎の状態、構造の強度、断熱の仕様、設備の劣化具合——建物を「建てる側」の目で見てきたからこそ、売却時にもその家の本当のコンディションを正しく読み取ることができます。
「古い=価値がない」と一律に判断するのではなく、一棟一棟を丁寧に見極める。
それが、私たちの査定のスタンスです。
建物の状態について気になることがあれば、査定のご相談と合わせてお気軽にお声がけください。
次の記事では、5つ目のポイント「売却時期の目安」をお届けします。
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