家を売る流れ STEP 2|不動産査定の種類と比較のポイント
査定依頼の目的
査定は、最終的な売却価格を保証するものではありません。
ただし、査定を受けることで次のことが明確になります。
- 売れる可能性(売りやすさ/難しさ)
- 価格帯の目安(高い・中くらい・厳しめのレンジ)
- 価格差が出る理由(どこを評価しているか)
- 売却までの進め方(売り方の戦略)
査定依頼の目的は「価格の正解」ではなく「判断材料」を増やすこと。
つまり査定は、意思決定のための情報を集める作業なのです。
まずここを押さえようー査定には2種類あるー
① 簡易査定(机上査定)
- 物件の情報と周辺データをもとに概算を出す
- 比較検討やスピード重視に向いている
- 正確さは訪問査定より下がりやすい
② 訪問査定
- 実際に現地を見て建物の状態や条件を確認して算出する
- いわゆる「現物確認」によって精度が上がる
- 決め手(売り方・価格方針)が見えやすい
最初に簡易査定→納得した会社に訪問査定という流れが進めやすいです。
できれば“比較できる形”で依頼する
査定を1社だけで決めると、価格の妥当性が判断できません。
目安は2〜3社です(多いほど比較の質は上がりますが、連絡対応も増えます)。
比較するときに見るべき3点
- 査定額そのもの
- その根拠(なぜその金額なのか)
- 売却戦略(どう売るつもりか)
特に重要なのは「根拠」と「戦略」です。
数字だけ見てしまうと、“高めに見せて媒介契約を取りに行く”ケースに引っかかりやすくなります。
「高い査定額=正解」とは限らない理由
査定額にはブレが出ます。主な理由は次の通りです。
- 売り出し条件(価格設定)の考え方が違う
- 物件の評価の重み付けが違う(建物中心か、土地中心か)
- 市場での成約イメージが違う(ターゲットの想定が違う)
- 売主側の事情(引き渡し時期など)をどう織り込むかが違う
だから、査定は「高い/安い」だけで判断せず、どう考えてその金額になったかを聞いて整理するのがコツです。
不動産会社に査定依頼するときの“質問テンプレ”
査定額を提示されたら、次の質問をそのまま使えます。
- 「この査定額は、どの条件が前提ですか?
(売り出し価格・成約までの想定期間など)」 - 「同じような物件の成約事はどれですか?差があるなら理由は何ですか?」
- 「売りにくい点(築年数・状態・立地など)を、どうカバーしますか?」
- 「広告や集客の方針はどうなっていますか?(どんな層に訴求する想定か)」
- 「売却までのスケジュール案はありますか?」
この5つが揃うと、会社の“本気度”と“再現性”が見えやすくなります。
査定で気をつけたい“よくある落とし穴”
- 落とし穴1:説明が曖昧なまま決めようとする
「とりあえず高く出しました」「なんとなくです」といった説明は危険です。 - 落とし穴2:こちらの状況確認が少ない
住宅ローン、引き渡し希望時期、住み替えの有無などで最適解が変わります。 - 落とし穴3:媒介契約を急かされる
納得できるまで比較・質問するのは当然です。
まとめ ── 査定は“比較して決める”もの
STEP2・査定依頼は、次に進むための重要な土台です。
- 査定には簡易査定と訪問査定がある
- 2〜3社で比較し、数字だけでなく根拠と戦略を見る
- 高い査定額が必ずしも最良とは限らない
- その場で質問して、“納得できる説明”を引き出す
次のSTEP3では、査定結果をどう整理して不動産会社を選び、媒介契約につなげるかを解説します。
📖 次の記事 →「家を売る方法はどれがいい?仲介・買取・土地売却の違い」
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