安い土地には理由がある④|境界と越境。契約前に見ておきたい隣地との関係

安い土地には理由がある

図面では問題なさそうでも、「隣との関係」が原因で安くなっていることがあります。

境界がはっきりしない、隣の塀や木が越えてきている——
こういう土地は、そのまま進めると着工後に隣地トラブルの種になりがちです。

今回は、境界・越境・隣地で、初期段階に見ておきたい点を3つに絞ってまとめます。

1. 境界標があるか、境界確認ができそうか

まず確認したいのは、たとえば次のような点です。

  • 境界標(杭やプレート)が見つかるか
  • 測量図や境界確認書があるか
  • 境界確定の状況が整理されているか

図面上で境界線が引かれていても、現地でその位置が分かりにくいことがあります。
未確定のまま進めると、面積が思ったより小さかったり、塀の位置でもめたりします。
このあたりは、資料と現地の両方で見ておくと整理しやすいです。

2. 越境しているもの、越境されているものはないか

図面では分かりにくいのが越境です。
たとえば、

  • ブロック塀
  • 樹木や枝
  • 雨樋
  • 配管
  • 屋根やひさし

などが境界をまたいでいることがあります。
大きな問題に見えなくても、売買や着工の前に確認事項になることがあります。
現地では、こちらから出ているもの隣地から入ってきているものの両方を見ておくと判断しやすいです。

3. 「隣地との過去のいきさつ」を確認する

境界や越境の話は、隣地との関係も見ておきたいところです。

  • 過去に境界や日照、越境でもめた経緯がある
  • ブロック塀が「どちらの持ち物か」あいまい
  • 古いまま整理されていない部分がある
  • 解体や工事の際に声掛けが必要がありそうか

など、売主にヒアリングして、もめごとの有無と、塀・設備の所有区分を確認しておくと安心です。

チェックリスト

境界まわりは、価格や面積だけでは見えにくい部分です。
一方で、早めに整理できると、契約や工事の前に動きやすくなります。
気になったら、この3つだけ。

  • 境界標があるか、境界確認ができそうか
  • 越境しているもの、越境されているものはないか
  • 隣地と調整が必要になりそうか

境界は、後から直すほど手間もお金もかかるところなので、契約前に足を運んで整理できればスムーズです。

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